過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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925: ◆P2J2qxwRPm2A[sage saga]
2015/09/27(日) 22:34:29.72 ID:ktGeRNtL0
◆◆◆◆◆◆
―レオン邸―
サクラ「あっ、アクア姉様」

エリーゼ「アクアおねえちゃん! レオンおにいちゃんとの話は終わったの?」

アクア「ええ、エリーゼのおかげでね。それとありがとう、私をサクラに会せてくれて」

エリーゼ「お礼なんて良いよ。あたしもサクラのこと気になってたもん。でも、あたしが訪ねて不安にさせちゃったらどうしようって、思ったりしてたから」

サクラ「エリーゼさん、そんな私のことなんて気にかけていただかなくても」

エリーゼ「気にするよ! だって、ここはサクラの故郷じゃないんだよ、そんな場所にいるのに……あたしだったら不安で泣いちゃうと思うから」

サクラ「あ、あの、エリーゼさん」

エリーゼ「?」

サクラ「私、今日エリーゼさんに会えてとっても良かったって思ってるんです。確かにここにいることで、辛いこともあります。もしかしたら明日には私たちが死んでしまうかもしれないってことはわかってるんです。でも、今はエリーゼさんとこうしてお話できて、アクア姉様とも再会できたから、私後悔はしてません」

エリーゼ「……サークラ!」ダキッ

サクラ「え、エリーゼさん!?」

エリーゼ「あたし、サクラともっとお話ししたい。ねぇ、好きな本のこととか、食べ物のこととか、いっぱいいっぱいお話ししよっ?」

サクラ「……はい、私エリーゼさんといっぱいお話ししたいです」

アクア「ふふっ、私が間に入ることができないくらい仲良くしてるのね。レオンの心配は杞憂に終わったみたいだけど、ところでサクラ」

サクラ「アクア姉様、何か気になることがあるんですか?」

アクア「ええ、そのメイド服だけど……あなたが着たいって言ったのかしら?」

エリーゼ「そうそう、あの日着てた巫女服……だよね。あれを着てると思ってたから、最初レオンおにいちゃんが新しいメイドさんを雇ったのかと思ったよ」

サクラ「え、えっと、その、私が着たいって言ったわけじゃないんです」

アクア「? じゃあ誰が……」

サクラ「それは――」

 タタタタタタタッ

カザハナ「サクラ見て見て! これもすっごくヒラヒラし――」

アクア「………」

カザハナ「………あ、あれ、えっと、その……」

アクア「そう、思った以上にレオン邸の生活に馴染んでるのね。ふふっ、心配なんて無用だったみたい。私はアクア、好きに呼んでちょうだい」

カザハナ「え、えっと。カザハナです。その……アクア様、こ、これはですね――」

アクア「ええ、とっても似合ってるわよ。ここのメイドに転職したらどうかしら?」

カザハナ「なんでここなんですか!?」

アクア「え、私はてっきり……」

カザハナ「そういうんじゃありませんから!」

 ワイワイ ガヤガヤ

ツバキ「何もないみたいだねー。よかったよかった」

レオン「混ざらないのかい?」

ツバキ「それは酷ってものですよー」

レオン「たしかに、そうかもね」




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