過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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968: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/09/30(水) 13:31:03.85 ID:dDlOsfYO0
―暗夜王国・クラーケンシュタイン城『マクベスの執務室』―

マクベス「おもしろくありませんね、なぜあのような小娘に正規軍の指揮など……」

マクベス「ガロン王様もどうかしている。カムイ王女はここまで奇麗に事を運んできましたが、そこがあやしいと思うべきところ」

マクベス「やはり、カムイ王女は未だ白夜と繋がっていて、情報を漏らしていると考えれば辻褄があうのです」

マクベス「ノートルディア公国を襲うはずの戦力が港町ディアとシュヴァリエ公国に向かったのも納得できるというもの……だが、証拠など何もない机上の空論、こんなものではガロン王様は耳さえも傾けて――」

 コンコン

マクベス「……人が考え事をしているときに! 誰ですか、ここは軍師マクベスの執務室ですよ」

 コンコンコンコン

マクベス「くっ! いいかげんにしませんか!」

 ガチャ

マクベス「……誰もいない? ますます腹が立ちますね、カムイ王女のこともあるというのに、こうも悪戯をされるなど。ふむ……、これは」

マクベス「手紙のようですね、一体誰が?」

 ピリッ スッ

マクベス「………! ふふふ、これは面白い話ですな。真意はどうあれ、目を光らせておくのは問題のないことでしょう」

マクベス「これでカムイ王女たちの仲良しごっこはおしまいですね。内部に亀裂が入れば、それだけで……」

マクベス「それに、これは事が起きてから動かせばよいもの。これでガロン王様にも示すことができます」

「カムイ王女が、反逆者であると認識させられる証拠を……」



 休息4 おわり


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