過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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976: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/10/01(木) 00:01:10.68 ID:hH4N980c0
カムイ「そんなものでしょうか?」

クリムゾン「そんなものさ。それで、ぶり返して悪いんだけど。私の提案、どう思ってくれるんだい?」

カムイ「……反乱ですか。たしかにある部族の村の方と、それに似た約束をしています」

クリムゾン「えっ」

カムイ「といっても、反乱というものではありませんよ。白夜侵攻が決まったところで彼らを徴用して、防衛の任に付かせるんです。暗夜の主力が抜けている間に山賊の横行が予想されますから、それを制圧するために各地の遊撃をしてもらい、その功績で独立を果たすっていう、子供だましみたいな話なんですけどね」

クリムゾン「なんだそれ、頭悪いのかいいのかわからないね、カムイは」

カムイ「はは、そうなります。でも、そうですね。クリムゾンさんの言うその時に到ったら、私はあなたとともに剣を取るのかもしれません」

クリムゾン「……本当かい!?」

カムイ「その時が来たらですよ。まずは、クリムゾンさんがシュヴァリエの反乱を抑えなくちゃいけませんから。でも、大丈夫ですか?」

クリムゾン「勝算はあるよ。なかったらこんな話なんて持ちかけないから、それに反乱自体をやめるんじゃない。時が来るまで待つだけさ」

カムイ「ものはいいようですね。マスコットって自虐してましたが」

クリムゾン「ほら、どんな場所でも戦の華みたいなのがいるだろ。シュヴァリエの反乱軍のシンボルは私だからさ」

カムイ「……シンボルですか。そうですね、ちょっとそのお顔に触れたくなりました」

クリムゾン「? いきなり何言って ひゃっ!」

カムイ「ごめんなさい。ちょっと、障るのが我慢できそうにありません」

クリムゾン「ちょ、いきなり、なにすっ。んやっ!」

カムイ「御近づきの印ですよ。私とあなた、その時に至ったら剣を取って共に闘うっていう、その印です」

クリムゾン「ひゃ、ん、んぁ、や、め、」

カムイ「ふふっ、クリムゾンさん。髪は短いんですね」

クリムゾン「あ、ああ。闘いのに、じゃまだか、らっ、ひうん!」

カムイ「……ふふ、柔らかいです。シュヴァリエ公国のシンボルにこうやって堂々と触れてるなんて、なんだか心が高鳴ります」

クリムゾン「な、なん、今さっきまでの重い話のふ、雰囲気が。あっ、んゅっ!」

カムイ「ふふ、耳朶、弱いんですね。ちょっと噛んじゃいましょうか?」

クリムゾン「そ、そんなことして、意味なんてないだろ!」

カムイ「そうですか? でも、そうですね、共に剣を取っていないのに信用できるわけありませんよね」



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