過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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990: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/10/01(木) 23:49:30.31 ID:hH4N980c0
アクア「マクベス?」

マクベス「おやおや、アクア様とも御方が私たちをここに呼んでおきながら、とぼけるのは感心しませんな」

アクア「な、何を言っているの?」

カムイ「……大広間でお待ちの皆さんは?」

マクベス「はい、今は丁重に御持て成しをさせていただいてます。こちらにはちゃんとした証拠も出揃っておりますのでね。皆さんには静かにしていただいたということです」

カムイ「一体、何の話ですか?」

マクベス「ふんっ、今さらあなたには関係のない話ですよ。皆さん、カムイ王女を捕らえるのです」

 ガチャ ガチャン
 
 ザザザッ 

 シュキン チャキ

暗夜兵「おとなしくしろ!」

暗夜兵「……この反逆者、アクア様から離れろ」ドガッ

カムイ「ぐっ」

 ドサッ ガシッ ガシッ 

暗夜兵「取り押さえました、マクベス様」

マクベス「皆さん、素晴らしい手際の良さです。これで不安の種が一つ摘めたというものでしょうな」

アクア「カムイ、なんでこんなことを!」

マクベス「おやおや、まだまだ情が抜けませんか」

アクア「マクベス。何を言っているの? 私、私があなたに何をしたって言うの!?」

マクベス「あなたから頂いた情報はとても役に立ちました。シュヴァリエ公国の騎士クリムゾンへの疑惑。そしてそのおかげで繋がりましたよ。カムイ王女がとんでもない売国奴であるということがですね」

アクア「そんな詭弁が許されると思っているの? 何も起きていないのに、こんなことをして」

マクベス「ええ、何も起きなければ私とてカムイ王女を疑ったりはしません。ですが、悲しいことに起きてしまったものはしょうがないのですよ。それも、カムイ王女と彼女が出会い、話をしたわずかな間にですがね」

カムイ「……!」

マクベス「おやおや、カムイ王女には思い当たる節があるようですな? ここで知らないというのであれば――」

カムイ「なにも反応しなかったら、隠し通しますか?と託するだけでしょう?」

マクベス「……ほう、そういうことを言いますか」

 カッ カッ カッ

 ドガッ

カムイ「ぐあぁっ……ゴホゴホ」

アクア「カムイ!」

マクベス「ふんっ。なら、ご存知ないカムイ王女に教えてあげましょう、一体何が起きたのか」



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