過去ログ - にこ・絵里・真姫「「「夏、終わらないで」」」
1- 20
34:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:28:56.82 ID:Ol5i/n0r0


 そんな事を考えたからか彼女の顔は心なしか不安げだった
曇った鏡には自身の顔は映らない為、絢瀬絵里は今どんな顔をしてるのか
自分ではわからないだろうが…

真姫がよく髪を弄るように…
普段の自分ならやらない肩に垂れさがる濡れた髪を指で梳くように
少しだけ弄って見る、気を紛らわす為だった…


櫛で髪を梳いた時と同じで指と指の間には綺麗な金の糸が数本…





絵里「…」



髪の長い人間なら抜け毛などというモノはさして珍しくもなんともなく
別格気に留めるような事は無かった






ただ…指と指の間に絡まった長い"黒髪"を見るまでは



絵里は震えた

背筋に感じた薄ら寒さは、それ以上の物となった

熱湯に当たっているはずなのに寒気が止まらなかった


――――
―――
――


〜26day〜


◇私達の夏休みも後、残す所一週間近くとなりました
 月日の流れは速いモノですよねっ!

◇…凛ちゃんは部室で穂乃果ちゃんと一緒に夏休みの課題に追われてます
 海未ちゃんが見張りについてるから終わりそうらしいですけど…あはは


◇それはさて置き、にこちゃん、真姫ちゃん…そして絵里ちゃんの様子が
 おかしいんです…


◇どうにも練習中に態勢を崩して転んだり、どこかフラフラしてて
 少しだけ窶れたようにも見えて…
 特に絵里ちゃん…この3週間近くで何あったんでしょうか…


海未「おはようございます、花陽」

花陽「あっ、海未ちゃん!おはようっ」ニコッ

海未「それにしても、あの暑い日々が嘘のようですね…」


◇日中は暑さに倒れてしまう人が多いと報道された気温も
 今では幾分か過ごしやすくなり天気予報では台風の事がよく言われて…

◇本当に、少し前までは酷暑が続く真夏日だと思ってたのに‥本当に…


◇本当に…





◇いつの間に秋風が吹いてたの…?、そう思ってしまう程でした



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
37Res/52.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice