100: ◆b6eNU0rznQ[saga sage]
2015/08/03(月) 03:35:22.22 ID:wSzHfVWm0
ことり「……連れて帰ってきたの」
海未「そうです」
ことり「反省してるの」
海未「わかりません」
ことり「海未ちゃんにはきちんと謝ったの」
海未「……いいえ、謝るということは」
ことり「それじゃあ、ダメだよ、ダメだよ…」
海未「……違います、あなたは間違っています」
ことり「……」
海未「逃げているだけです、あなたは……穂乃果から」
ことり「……逃げてる?」
海未「穂乃果を追い出して、安心したかっただけです」
ことり「違うよ」
海未「違いません!あなたは……」
ことり「……違うよ」
海未「あの子の家は、ここなんです……家族は、私たちだけなんです」
ことり「……」
海未「私たちが責任を放棄して、それが何になるんですか……」
ことり「……」
海未「出来の良い子とは言えません、酒は飲む、タバコは吸う、ケンカはする……何度も何度も、警察の方のお世話になりました」
ことり「……うん」
海未「だったら私たちは、その度に、何をしたんでしょうか」
ことり「やめて、海未ちゃん」
海未「悪いのは穂乃果です。だけど、私たちが目を背けては」
ことり「やめて!!」
海未「穂乃果を……誰が助けてあげるんですか……」
ことり「……優しいんだよ、海未ちゃんは、優しすぎる」
海未「……」
ことり「なんでも穂乃果ちゃんにすぐに言っちゃうんだから、だから、私の出番なんて無かったの」
海未「……」
ことり「今、部屋にいるの?」
海未「はい」
ことり「私が二人で話すよ」
海未「……」
ことり「大丈夫。ちゃんと話すから。待ってて」
海未「わかりました」
穂乃果(……)
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