過去ログ - 女勇者「さあ魔王、人間を滅ぼそうよ」魔王「何を言っているんだ貴様は」
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924:名無しNIPPER[saga]
2017/01/10(火) 21:29:36.05 ID:YQH1QT4SO
魔王「…」ゴクリ


今も尚魔王は本能的に"それ"を発動させてはならないと確信している

だが、好奇心がそれを見たいと望んでしまった


そして、始まる


魔王「…なんと…なんということか」

少し震えた声で、しかし楽しそうな声でそう呟く


女勇者「ふふ、すごいよねぇ…」


ウットリとした声と顔で見つめる女勇者の目線の先、女神から与えられた剣

"奇跡"と呼ばれる女神の聖なる魔力も、守護精霊も失われた剣は女勇者の欲望に従いて周りにある闇の魔力を吸い尽くしていく


女勇者「守護精霊も女神の加護も僕にとっては足枷にしかならない!僕の求めていたものはこれなんだから!」ズォォオオ


魔王「聖なる剣を闇堕ちさせたというのか」


先ほどまで魔物が触れたらそれだけで蒸発してしまいそうな聖なる力で満たされていた剣は、純粋な闇の剣となってしまった

息を飲むほどに美しい装飾の女神の剣でありながら、その刃はもはや光すら吸い込まれそうな深淵の闇色に染まっている


"勇者"にしか使えない"闇"の剣

なんともおぞましい矛盾なのか


そしてそれを産み出した女勇者は異例、いや異形と称するしかないだろう


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