過去ログ - 【ゆるゆり】櫻子「ねえ、花子。今日、楽しかった?」
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22:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:19:06.54 ID:ED8Np3Nlo
花子「……これ以上訊かないの?」

あかり「言いたくないことは誰にだってあるよぉ。……でもね、花子ちゃんが言いたいなら、話したいなら、あかりは相談に乗るよ」

落ち着いたトーンで話すあかりお姉さんの声には、軽さがなくて、
大きい声ではないのに芯まで届くような、そんな力強さを持っていた。

花子「……あかりお姉さんって、凄く大人っぽいし」

あかり「えっ!? そ、そうかなぁ!? 初めて言われたよぉ!」

今度は大きい声を発したのに、重苦しさが無くて、やっぱりふわりふわりとした人にも見えるし、
ガッツポーズまでして見せる姿は幼いはずなのに、なんだかとっても大きく見えた。
きっと、周りに安心を与えるような、そんな人なんだろうなぁと思った。
本人は、きっと気づいてないんだろうけど、多分、輪の中心に、知らず知らずの、本当に知らず知らずにいるような、そんな人。
……よく気付いたなぁと、妙な所で櫻子に感心してしまう。

花子「……わからないんだし」

あかり「うん」

花子「櫻子のこと、絶対嫌いじゃないんだし」

あかり「……うん」

花子「それどころか、嫌いからは一番遠い、反対のところにいるんだし。……もちろん、無関心とかじゃなくて」

あかり「そっかぁ……」

花子「だけど、それがどういう感情なのか分からなくて……なんだか恐ろしくて……ごめんなさい、上手く言えなくて」

これ以上言葉が出て来なくて、出てきた言葉も中途半端で、
自分に嫌気がさして、嫌気がさして、お姉さんには申し訳なくなった。
折角相談させてくれているのに意味がないようで、好意をぞんざいに扱ってしまっているようで、やっぱり自分に嫌気がさした。

さっきまで天井を見ていたのに、今となっては視線は一番下を向いている。
このまま床の下まで見渡せそうな錯覚すらあって、底の底にまで目を凝らすように、ただただ下を向いていた。


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