過去ログ - 川崎「そろそろ本気で比企ヶ谷を落とそうと思う」
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17:名無しNIPPER[sage]
2015/08/04(火) 14:29:07.68 ID:l8HZm38uO


ご飯を食べ終えて、しばらくの間話をしていた。

彼は高校卒業と同時に家を出て、大学の近くにアパートを借りたこと。

実家からの仕送りもあるがバイトもしていること。

…これは聞くまでもないかもしれないけど、相変わらず一人でいること。

川崎「ふふっ」

八幡「な、なんだよ」

川崎「別に、あんた変わってないね」

八幡「うるせえな、人はそう簡単に変わらねえんだよ。……」

軽口を叩く彼だが、一瞬。
その表情が曇ったのを見逃さなかった。
きっと、あの事だろう。
彼の近況はだいたい把握出来たが、どうしても聞けなかったこと。

彼が卒業して間も無く家を出た理由。
彼の表情の理由。

それを聞けずにいる。
簡単に聞いてはいけないような気がした。

変わらない。
彼が言ったその言葉の裏にある意味を何と無くだが察した。

きっと卒業するまでに、彼らは変わってしまったのだろう。
彼らというより、あの部活内の関係が決定的に変わってしまったのだ。

いつかあたしに話してくれる日が来るのだろうか?
話してくれたらいいな…なんて思ってしまうのは傲慢だろうか…。

彼の中でのあたしの存在なんてきっとほんのちっぽけでしかない。そんなのは百も承知だ。



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