過去ログ - 涙目で熱い吐息を漏らす姉が弟に抱かれる話
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41: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 00:23:55.51 ID:FxJ+yHgFo

夕方、列車の到着予定時刻に余裕をもって僕らは駅へ戻った。

子供だけだと改札で止められるのではないかと心配していたが、呆気ないほど簡単に通過する事ができた。


「…うん、やっぱりそうしよう」


姉ちゃんはそう呟き「ちょっと待ってて」と微笑んで、ホームへ上がる階段脇に備えられた公衆電話に向かった。

心なしかその表情は緊張して見えた気がした。


「……もしもし、お母さん? うん、私。今日は友達の家に泊まるから」


電話をかけた先が自宅だった事に僕も驚いたが、それは急な話を聞かされた母さんも同じだったらしい。

受話器から少し声が漏れるくらい大きな声で、なにかを姉ちゃんに問いつめているようだった。


「うん、ちびちゃんも一緒。え…? 林さん家だよ、隣のクラスの。今、ご飯食べに連れて出てもらってるから…待たせちゃうから切るね」


まだ受話器からは声が響いているようだったが、姉ちゃんは強引に電話を切った。ボロを出さないためだったのだろう。

今まで姉ちゃんの口から林さんなどという友人の名は聞いた事はなかった。

確かめようのないアリバイを作るために、架空の友人をでっち上げたのかもしれない。

ともかくこれで両親は子供の勝手な行動に腹を立てる事はあっても、それから一日程度は警察に捜索を願ったりはしないだろうと思った。


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