過去ログ - 涙目で熱い吐息を漏らす姉が弟に抱かれる話
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55: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 12:32:38.47 ID:lxFZTh2rO

15分ほど揺られ、乗ってからみっつ目の停留所でバスは停まった。

その時変わった次のバス停の表示を見て、姉ちゃんは「えっ」という声をあげた。

今まで表示されていた地名は手元にある簡易な地図に載っていなかったから気づかなかった、しかし新たに現れた地名には見覚えがあった。

しかもそれは婆ちゃんの家に向かう道からは大きく外れたところだったのだ。


「すみません! 私達も降ります!」


姉ちゃんは慌てて声を上げ、僕の手を引き立ち上がった。

既に動き出そうとしていたバスがもう一度自動ドアを開け、僕らは料金を支払ってそれを潜った。


すぐに姉ちゃんは戻るバスの時間を確認しようと停留所の看板に貼られた時刻表に目を這わせた。

僕はなんとなく真横で動き始めたバスを目で追っていたが、さっきタオルを貸してくれたおじいさんと視線が合って思わず目を逸らした。

ちょっと怪訝な顔をしている気がしたからだった。


「だめだ…どうしよう」

「何時にあるの?」

「18時過ぎだって…しかも同じルートを引き返すから、お婆さんの家の方には行かないよ」


雨はだいぶ弱まってはいたけど、まだ降り続いていた。


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