過去ログ - 涙目で熱い吐息を漏らす姉が弟に抱かれる話
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64: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/10(月) 15:45:57.12 ID:VQbug354O

姉ちゃんの呼吸はだんだん荒くなっている、それは狭いトンネルの中では隠しようが無かった。

時折かちかちと震えで歯が噛み合う音も聞こえた。

お互いのリュックサックに入っていたありったけの服を姉ちゃんに掛けたけど、震えは止まないようだった。


「寒い…よ…」


そしてついに姉ちゃんは弱音を零した。

その頬に触れると額と変わらずとても熱くて、でも僕の指に僅かな水分が移った。

あれほど気丈で凛々しかった姉ちゃんが、涙を零していた。

それが身体の辛さだけによるものならトンネルを駆け出して民家に助けを求めよう、僕はそう思った。

でも姉ちゃんは「寒い」と共に──


「…悔しいな……あと…少しなのに」


──まだ諦めたくない、その想いを滲ませた。


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