過去ログ - 涙目で熱い吐息を漏らす姉が弟に抱かれる話
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87: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/10(月) 21:57:37.96 ID:jEUBPymZO

やがて見覚えのある診療所がある集落を過ぎ、ダム湖畔に出た。

この先にはトンネルがあるけど、確か歩道も備えられていたはずだ。

そしてその先は幾つかの橋で川を左右に繰り返し渡る谷間で、長く続くそこを過ぎると次第にぽつぽつと田んぼが見え始める。

その田んぼは桧ヶ瀬の集落のもので、道程の終わりが近い事を告げる合図だった。


あの日、この道を姉ちゃんと歩けたらどんな事を話しただろう。

もうすぐだよ、やっと着いたね、婆ちゃんいるかな……きっと疲れを忘れてそんな風にはしゃいだ筈だ。


時刻は14時を大きく回っていて、お腹が空いている事に気づいた。

着いても婆ちゃんの山菜料理は無いけど、畑は集落の人が管理してくれているそうだからトマトや胡瓜は千切って食べられるだろう。

民家が現れ始め、石垣の小径を曲がりこんだ。


「お疲れさま」


不意に聞き覚えのある声が届いたのは、その時だった。


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