過去ログ - 旅人「モンスター娘に殺される話」
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2015/08/04(火) 19:50:00.43 ID:Qo4PdzSj0
馬にエサをやり終え、ブラッシングをしている大男を
少女が見上げる。
50:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 19:50:57.31 ID:Qo4PdzSj0
「……なにやってんだ、あいつら」
呆れ顔で、少女を肩車した大男を見る。
51:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 19:54:17.46 ID:Qo4PdzSj0
夜。
星明かりの下、馬車は急ぐ。
52:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 19:55:00.55 ID:Qo4PdzSj0
走り出した。
姿勢低く。
53:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 19:55:48.76 ID:Qo4PdzSj0
だが背後の一人は、刃を下ろせずに
飛来した鎚に頭部を砕かれた。
54:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 19:56:28.41 ID:Qo4PdzSj0
「ただの野盗みたいだね」
女は既に残りを制圧して、馬の手綱を引きながら歩いてきた。
55:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 19:57:25.69 ID:Qo4PdzSj0
「そこで、なにをしている」
凛々しい声。
56:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 19:58:06.89 ID:Qo4PdzSj0
「…………知らねぇよ」
「なに……」
57:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 19:58:45.88 ID:Qo4PdzSj0
「……あいつ、なんだったわけ」
背にしがみつく男に、馬を操りながら女は問う。
58:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 20:09:59.40 ID:Qo4PdzSj0
霞たゆたう山奥に、その建物はあった。
古ぼけてはいるが、荘厳な雰囲気を醸す。
59:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 20:10:55.45 ID:Qo4PdzSj0
「まぁ積もる話はあるが、今はそういう時じゃねぇんだ。ちょいと」
「少し、待っていてね。お客さんが来ているから」
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