過去ログ - 【がっこうぐらし】慈「めぐねえハーレム?」【安価】
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100: ◆vcwOztGGw2[saga]
2015/08/10(月) 00:56:21.05 ID:lr9y9b0C0
【好感度一覧】
由紀 40  「いい先生、だよね」
胡桃 35  「まぁ、仲間だよな」
悠里 25  「頼りになるんだけど、ならないような……」



 おそらく仮眠用だろう。
 休憩室からは布団、そして何故か寝袋、缶詰やレトルト食品数種が見つかった。
 学校なのだから、災害時の避難用――という点での備えだろう。もしくは、食事の用意を忘れた先生用だったり。
 用意がいいような気がするけど、今はただただ有り難い。

悠里「はい、どうぞ」

 外が見える窓、ドアの窓。それらを塞いで、灯りをつける。
 部屋はまだ散らかっていたり、あちこちに血がついていたりしていたけど――とりあえず、テーブル周りは綺麗に掃除。
 夕方からの、半日にも満たない壮絶な出来事。ようやく一息つける場所に辿り着いた私達は、ひとまず食事をとることに。
 長いテーブルに人数分の席。目の前には美味しそうなカレー。
 全員分のそれが用意されると、私達は口々に挨拶し、食事をはじめる。

慈「……」

 ――やっぱり、食事というものは大切だ。
 一口食べるたびに自分が癒やされていくことが分かる。たとえ絶望的な状況であっても、美味しい食事は効果的である。
 ……でも、そうして癒やされて、落ち着いてくると色々な余裕ができてしまう。
 静かに咀嚼しつつ、私はみんなの顔を見回す。
 最初は真顔にも近かった面々。でも、食事をしているうちに段々と表情が曇ってきた。
 命をかけた戦いという非日常。
 明るい場所で温かい食事という日常。
 その二つは、あまりにもかけ離れたもので。


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