過去ログ - 【シュタゲSS】ラボに帰ると紅莉栖が真っ赤だった
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15: ◆3go5SqN4Y.
2015/08/07(金) 23:14:31.62 ID:UlmfwAAE0
岡部「そういえば……紅莉栖」

紅莉栖「なに? り ん た ろ う ☆」

岡部「お、お前! それをやめんか! それに最後の☆はなんだ!」

紅莉栖「ふふっ、冗談よ。で、何?」

岡部「あぁ、いや、さっきのことなのだがな。俺の白衣が破れているのをみて……また破れてる、と言わなかったか?」

そういうと、紅莉栖は少し黙り込んだ。
この、また破れている、という言葉。俺の記憶の中には、このまた、という言葉が指す状況は、あのα世界線のラジ館での出来事しかない。まさか、彼女は以前の世界線の記憶を、すべて取り戻してしまったのか――。

岡部「紅莉栖、まさか、α世界線のラジ館での出来事を、思い出したのではあるまいな……?」

だが、そういうと、紅莉栖の顔から張りつめたような緊張が解け、少し不思議そうな顔でこちらを見てきた。

紅莉栖「α世界線……? ラジ館……? ……なるほど、それがデジャブの正体ってわけね」

岡部「デジャブ? 一体何の話だ?」

紅莉栖「オーケー。説明するわ。実はね、私が一度タイムリープしてきた、っていうのはいいわよね?」

岡部「あぁ。たしか、シュタインズゲート世界線からR世界線へ飛ばされた俺の為に一度タイムリープをし、そこで鈴羽に会い、一度はタイムスリップを拒否したものの、結局実行。しかし俺は救えずに、さらにもう一度タイムスリップ。その結果、俺はR世界線へ飛ばされることなく、この世界線に留まることができている……だったな?」

紅莉栖「えぇ、ファーストキスの相手が私というのが、そんなに効いたのね」

そういうと、紅莉栖はニカッと白い歯を見せる。
だが、俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真。そんなものスルーするとしよう。


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