過去ログ - 八幡「誕生日プレゼント?」小町「これが小町からの誕生日プレゼントだよ」
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21:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/13(木) 03:34:21.98 ID:VK9XCbMA0


雪乃「よっぽどお兄さんが心配だったのね。
   あなた、小町さんの兄ではなくて弟のほうがあっているのではないかしら」

八幡「それはたまに思う事もある」

雪乃「思ってしまっているのね。
   自覚症状がある分救いがあるともいえるけれど……」

八幡「それで雪ノ下はなんてこたえたんだ?」

雪乃「不可能よってこたえたわ。
   だって私は国立大志望だし、比企谷君は私立志望じゃない。
   比企谷君が私立大学に落ちて浪人する可能性はあっても、
   私が国立大に合格できない可能性は低すぎるわ」

八幡「さようですか」


そこまで自信満々に言いきるだけの学力があるもんな。
普通だったら馬鹿なこと言ってるっていわれてしまう発言だが、
こいつがいうと事実だとしか思えないのがすごい。


雪乃「でも、小町さんもなかなか納得してくれなくて。
   大学が違くても、たまにあってほしいとまで言われたわ」

八幡「迷惑かけたな」

雪乃「迷惑をかけているのはあなたの方よ。
   小町さんはあなたを心配しているだけだもの」

八幡「ですよねぇ……」

雪乃「だから、私も根負けして言ってしまったの。
   もし比企谷君が私が行く国立大に合格できたら面倒みますって」

八幡「……あっ」


これで全てがつながった。
いきなり両親に国立大行けって言われたのは、小町が親をけしかけたのだろう。
そもそも俺は高校入学時から私立大に行くと宣言していたのだから、
もし私立が財政上無理ならば高1の時点で国立に行けと言われているはずだ。
つ〜か、俺ってそんなに心配かけてるの?
これでも一人で生きていけるようにやってるつもりなんだけどな。


雪乃「ごめんさない。たぶん私のせいね」

八幡「いや、俺のせいでもあるし、小町が面倒かけたな」

雪乃「だからというわけではないのだけれど、
   あなたがセンター試験で数学を満点とれるようにしてみせるわ。
   国立の二次試験で数学がなく助かったわ」

八幡「ちょっとまて」

雪乃「あら?
   あなたが志望する学科は、センター試験では数学が必要だけれど、
   二次試験では国語、歴史、英語だったはずよ」

八幡「その通りだけどよ」

雪乃「それにセンター試験の数学は、
   あなたが好きな暗記で対応できるわ。
   暗記さえしてしまえば数学の満点は難しくはないわ。
   むしろ英語の方がとりこぼしやすいのよね」


それは、もともと満点取るつもりの人の考え方であって、
今もなお目標点にはほど遠い俺には無縁な事情ですよね?


雪乃「そんなに難しい顔をしなくても大丈夫よ。
   予備校の帰りにきっちりと数学の面倒を見てあげるわ」

八幡「予備校の帰りって、同じ予備校だったのか?」

雪乃「気がつかなかったのかしら?」





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