過去ログ - 八幡「誕生日プレゼント?」小町「これが小町からの誕生日プレゼントだよ」
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/08/06(木) 17:21:25.07 ID:53gqESo90
小町「嬉しい評価をくれるのはいいんだけど、
今日は無駄だから。
これから一緒にプールに行くの事が確定しているのです。
夏といえばプール。
夏といえば海。
高校最後の夏休みなんだし、一度くらいは行ってもいいと思うよ」
八幡「プールと海の両方いくのか?」
小町「うん。そこのプールだと、そのまま海にも行けるでしょ?」
海岸沿いにある巨大プール施設。
この辺の子供だったら一度は行った事がある施設の一つに数えられる。
流れるプール、波のプール、ウォータースライダーに普通のプール。
一通り有名どころのプール施設を網羅したこの施設には、
他には珍しい施設がある。
それは海に繋がっていること。
夏の有名イベントたるプールと海をいっぺんに楽しめるこの施設は、
子供たちにとってはパラダイスに違いない。
一方大人といえば、
馬鹿広い施設で迷子になる子供を探したり、
駐車場が満車になって子供たちだけを先にプールに行かせ車で待機など、
大人にとっては疲れる施設かもしれない。
まあそんな施設が近所にあるわけで、
そこに行こうと誘う小町のチョイスは悪くはなかった。
八幡「海つっても、あんま泳ぎたいとは思わんけど、
小町が行きたいんなら別にいいぞ。
これが小町からの誕生日プレゼントというなら、目いっぱい楽しんでやるよ」
小町「楽しいんで貰うのはいいけど、
これが小町からの誕生日プレゼントってわけじゃないよ」
八幡「はっ?
だってデートしてくれるって言ってただろ?」
小町「そうだけど、でもこれはプレゼントではありません。
それに、小町からのプレゼントはもう渡してるから」
八幡「いや、俺はなにも受け取ってないから」
小町「小町自身がプレゼントっていうか……、
まあそのうちわかるかな。
さてお兄ちゃん、早く準備してね」
小町自身がプレゼント?
あれか?
自分にリボンを巻いてプレゼントするっていう禁断の……。
いやまて妹だぞ。でも実の妹であっても小町ならありか?
小町「はいそこまで。
いやらしい目で小町を見るのは厳禁です」
俺は蔑む視線から逃れるようにリビングから撤退した。
俺は悪くないぞ? 小町の魅力が悪いんだ。
予想はしていたが、人が溢れるプール入口に、
俺は既に体力をごっそり持っていかれていた。
そもそも家の玄関を出た瞬間に灼熱の太陽に体力を6割ほど奪われているから、
今や瀕死状態とも言える。
だったら戦略的撤退の決断を下すべきだな。
苦渋の選択ではあるが、被害は少ないうちに決断すべきだ。
と、俺の決断はいっこうに採用されないもようで、
ぐったりとしている俺の腕を引っ張る小町に連行され、
俺は入り口に向かっていった。
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