過去ログ - 菜々P「ミミミン!ミミミン!ウーサミン!!」
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15: ◆yepl2GEIow[sage saga]
2015/08/09(日) 23:46:46.61 ID:OoOOMhcN0
打ち合わせ後
菜々P(思ったより早く終わったな。まぁ段取りが最初よりも随分シンプルになったから当たり前なんだが……。控室の前にいるのはシンデレラプロジェクトのプロデューサーか)

菜々P「お疲れさま」

武内P「お疲れ様です」

菜々P「みくちゃんは?」

武内P「前川さんは、中で安部さんとお話されています」

菜々P「ふーん」

武内P「……」

菜々P「何考えてるんだ。みくちゃんに、同じキャラ付け系アイドルのウサミンを見せて」

武内P「どうするにせよ、どうするのかを決めるのは、前川さんです」

菜々P「案外放任なんだな。昔はそうでも無かったのに」

武内P「色々、ありましたから」

菜々P「そっか。ま、少なくとも安心はしたかな」

武内P「安心ですか?」

菜々P「もしもみくちゃんに、ウサミンをプロデュースの失敗例として見せるつもりだったら、一発ブン殴るつもりだったから」

武内P「暴力は、良くないと思います」

菜々P「ああ。だからそうならなくて安心」

武内P「安部さんは、失敗などでは無いと思います」

菜々P「当たり前だ。ウチのアイドルは最高だからな。あと3年もすればウサミンビッグウェーブが日本中を席巻してる。賭けても良いぜ」

武内P「シンデレラプロジェクトも、負けてはいないつもりです」

菜々P「言ってろ。……まぁ、俺の裁量次第じゃ3年が10年20年になるかもなんだよな」

武内P「……今回のイベントの、変更前の流れをスタッフさんから聞かせていただきました。彼女の個性を活かした良いステージだと思います」

菜々P「打ち合わせがすごい盛り上がってな。全部が全部俺のアイディアじゃねぇが、我ながら自信作だったぜ。つっても、今日はソイツを随分オミットさせてもらったけどな」

武内P「良かったのですか、変えてしまって」

菜々P「そうしないと、上が黙って無いだろ。まー、お陰で打ち合わせがサクッと終わったけどな。今日のプロデューサーとしての仕事は殆ど終わったようなモンだ(ハハ…)」

武内P「……貴方は、アイドルのプロデュース方針についてどうお考えですか?」

菜々P「まずは売ることが第一、だな。利益を出して、それ以上に顔を売ること。一秒でも早く、一人でも多くに、担当アイドルの魅力を知ってもらう。そうしなきゃ、どんなに良いアイドルだって埋もれちまう」

武内P「それでは、担当アイドルの『何を』売り込むことが一番大事だと思いますか」

菜々P「それは……」

―――菜々P『コノ子ハ世界中ノミンッナヲ笑顔ニ出来ル』―――

菜々P「……答えられない。いや、答えたくない」

菜々P「それっぽい言葉ならいくらでも用意できる。でも、今の俺がそれを口にしたら……全部ウソ臭くなりそうで」

武内P「そうですか」

菜々P「お前はどうなんだ?何が一番大事だと思う?」

武内P「笑顔です」

菜々P「笑顔?」

武内P「アイドルたちが、彼女たちらしい個性で観客を湧かせる笑顔、彼女たちが心から浮かべる笑顔。それが大事だと思います」

菜々P「ブレねぇなぁ。俺みたいな駄目プロデューサーにゃ、とてもそこまで強く言えねぇ。やっぱ結果出してる奴は違うなぁ……」

武内P「大事な物が見えているからこそ結果が着いてくるのでは無いでしょうか」

菜々P「それこそ、結果を出した後だから言える台詞じゃねーの?」

武内P「それは……」

イベントスタッフ「すいませーん、プロデューサーさんと最後にもう少し確認したい所があるのですがー?」

菜々P「ああ、俺?すみません、すぐ行きます」(タッタッタッタ…)


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