25: ◆.XibMUKIvI[saga]
2015/08/08(土) 00:05:47.35 ID:fe/1sMHr0
くすくす笑いが止まらない雪ノ下に射るような視線を浴びせても、それを意に介すことはない。それにつられるように由比ヶ浜と小町も笑いだす。何なんだ一体……。
「そうそう、お兄ちゃん。ろうそく買ってきた?」
「買ってきたけど」
「じゃあそれちょうだい」
「ん」
右手の袋を小町に渡す。そこから飾り気のないろうそくを3本取り出すと、目配せしてそれを由比ヶ浜と雪ノ下に1本づつ配った。
「なにしてるんだ?」
「まぁお兄ちゃんは黙って見てて」
俺を見ずにそういうと、キッチンの冷蔵庫からよいしょと何かを出し、手近なテーブルに置いた。
それは、いちごが乗った真っ白なホールケーキだった。その上に刺さるのは、色とりどりのろうそく。数を数えてみれば、15本。
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