17: ◆xedeaV4uNo[saga]
2015/08/08(土) 23:20:24.83 ID:eMWdeDR60
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
あたしの提督に対する心証は別にして、提督は丁寧に秘書艦の仕事を説明してくれた。
提督が部屋の奥にある執務机に陣取る一方で、秘書艦はその横の壁際で別の机に座って業務に移る。あたしの位置からは提督の横顔が見える。
大半は日々の書類を片付けることになるらしくて、すぐに書類の山と向き合うことになった。
出撃や演習で使用した弾薬や燃料の消費量、逆に輸送されてきた各資材がどのくらいとか、そういうものを全部計算して収支をはっきりさせていく。
なんつーか退屈な仕事だ。
こんな書類仕事を毎日のようにさせられる提督には少しだけ同情するし、これに文句も言わないどころか嬉しそうにこなしているらしい鳥海はちょっと変だ。
「摩耶」
「あん?」
「ペースを落としていいから計算間違いはやめてくれ。さっきから弾薬の数がおかしい」
「マジかよ……悪りぃ、気をつける」
「頼んだ」
それだけ言うと提督は黙々と書類を片付けていく。
別に望んで秘書艦をやってるわけじゃなくても、足を引っ張るってのはあまり笑えない話だ。
うし、ちょっとばかし気合い入れますか。
積まれた書類が三分の一ぐらい減ったところで、さすがに疲れてきた。
頭がどこかぼんやりしてきたところに提督の声が聞こえてくる。
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