過去ログ - (モバマスSS)「私のおとぎ話」
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6: ◆stww/BS79E[sage saga]
2015/08/09(日) 01:21:06.38 ID:im4Oexc40
次の日も決まった時間に事務所に行きました。
女の子は挨拶が苦手で…プロデューサーさんを見つけたときに
軽く頭を下げるくらいでしか挨拶ができませんでした…。
そして、今日の午前レッスンのダンスの時間です。
リズム通りに動いたり、リズムの刻み方を学んだり…体力が奪われます。
また、ステップとか難しい動きが出来なくて困ってしまいます。
そんな時も
「ピアノを経験していたって言っていただけあって、リズム感は素晴らしいよ」
と前に少し話したことを出して褒めてくれたり、
プロデューサーさんはいつも女の子を支えてくれました。
ただ、体力がないとダンスも難しいんだ…と少し苦手だと感じてしまいました。
午後は、ボーカルトレーニングです。
ボーカルと聞いて、お歌のレッスンだと女の子は思っていたのですが、
今日は声の出し方や話し方を学ぶレッスンでした。
女の子は、自分の声が小さくて話を聞いてもらえないことや、
学校で声が小さいことを言われて、恥ずかしくなって更に小さい声になってしまうことを
気にしていたので、このレッスンで学べることが嬉しかったみたいです。
その日の終わりにプロデューサーさんから感想を聞かれ、
大変だったけど、いろいろ学べたことが嬉しかったことを伝えました。
プロデューサーさんは、その言葉が嬉しかったみたいで、
嬉しそうに頷いていました。
ただ、不安もあった女の子は、
「レッスンは…ちょっと心配です…。私、あんまり体力がないから…続けられるかなって……」
と、不安もプロデューサーに伝えました。
プロデューサーさんは、少し困った顔をしましたが、
「ちゃんと続けられるように僕も全力で支えるね」
と真剣な顔で答えました。
真剣な答えを受けた女の子はその言葉を信じてみようと
その後のレッスンの日々を頑張ってみるのでした。
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