過去ログ - 【咲-saki-】末原恭子「続・宮守譚」【安価】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲-saki-】末原恭子「続・宮守譚」【安価】

↓ 1- 覧 板 20

14: ◆eBX.lrCXD2
2015/08/09(日) 18:48:05.37 ID:NajeGuKH0

恭子「それで、この村に図書館とかは無いんか？」

豊音「んー。昔はあったらしいけど……」

恭子「……？」

豊音「この村の図書館は旅館の中にあって……でも今はそこは立入禁止の廃墟で……」

恭子「旅館……それってまさか……！」

豊音「鹿金旅館っていうんだけど、知ってるの？」

恭子「……ちょっと、色々あってな」

恭子（元々、鹿金旅館にも行くつもりやったけど……事前にある程度情報が欲しかったわ）

豊音「末原さん、この村の何について調べたいのー？私が知ってる事なら教えられるよー」

恭子「そうやな……ここに、村木って人はおらんか？」

豊音「んー。確か昔、お婆ちゃんに聞いた事があるよー」

豊音「鹿金旅館を代々経営してた一族なんだって」

恭子「なるほど……」

恭子（てことは、斑気義隆は鹿金旅館の経営者一族の一人。自分の作った鏡をあの旅館に飾ってたって事かな？）

恭子（そして鏡に旅館の名前をつけた、と）

恭子「なあ豊音。その鹿金旅館は、いつ廃墟になったんや？」

豊音「20年前って聞いてるけどー？」

恭子（20年前……。あの鏡が由子のお爺ちゃんの手に渡ったのは、多分もっと前やな）

恭子（つまり……怨霊が目覚めたからあの鏡が呪われたんやなくて、もっと前から呪われていた）

恭子（旅館に飾られている内に何かあったか……もしくは、斑気義隆が作った時点で既に……）

恭子（そして旅館から取り外されて、鹿金の鏡が死香々音ノ鏡と呼ばれるようになった。こんなとこか）

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

178Res/73.25 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ