2:名無しNIPPER
2015/08/09(日) 21:46:40.67 ID:t9/7IGf30
美城「それにしてもあなた方が一緒にいるなんて珍しいですね……高木社長」
高木「たまにはライバル会社の社長としてでなく、旧友として呑むのもいいかと思ってね」
黒井「フンッ、貴様みたいな三流プロダクションとは違って私は忙しい身なのでな……感謝するがいい」
3:名無しNIPPER
2015/08/09(日) 21:47:49.31 ID:t9/7IGf30
美城「それで……私がこの会合に呼ばれた理由はなんでしょうか?」
高木「理由がなくては呼んではいけないのかね?」
美城「いえ、そういうことではありません」
4:名無しNIPPER
2015/08/09(日) 21:50:17.76 ID:t9/7IGf30
高木「わかった、単刀直入に言おう」
高木「346プロのアイドルの唐突な路線変更、あれは君の仕業かい?」
美城「はい」
5:名無しNIPPER
2015/08/09(日) 21:53:05.47 ID:t9/7IGf30
黒井「それは違う、ファンを置いて一般層を大量にファンにしようとするやり方は後になって後悔するものだ」
美城「どういうことですか?」
黒井「今君がやっているやり方はアイドルを正しく「偶像」にしようとしている。確かにこのやり方だと一時的には利益が増えるかもしれない。しかし、偽物はすぐにバレる。そこに本物の輝きがないからな」
6:名無しNIPPER
2015/08/09(日) 21:54:08.32 ID:t9/7IGf30
美城「それは違います、流行りに乗っている時に、一般層をファンに引きずり込めばいいだけのことです」
高木「君のやり方でそれができると思うのかい?」
美城「はい、私のやり方と、彼女たちの力を持ってすれば可能かと」
7:名無しNIPPER[sage]
2015/08/09(日) 21:54:30.16 ID:cCSeix4l0
安部菜々「(年配の偉い方々が難しい話してます)」
8:名無しNIPPER
2015/08/09(日) 21:56:33.87 ID:t9/7IGf30
高木「黒井もそこまで分かってるのなら、プロデューサーを付けて、彼女たちのことをもっと大切に扱うべきだと思わないかね?」
黒井「フンッ、これだから貴様は甘ちゃんなんだ」
黒井「アイドルたちはプロデューサーに頼らず、自分たちで己の進む道を定め、切り開いていくべきなんだ」
9:名無しNIPPER
2015/08/09(日) 21:59:26.46 ID:t9/7IGf30
黒井「もし、突然プロデューサーが変わったら彼女たちはどうなる?」
黒井「信頼関係があったプロデューサーと新しいプロデューサーから見た彼女たちが違っていたらどうする?」
黒井「全てを己の力で切り開いて行こうとする強靭な精神力こそ、アイドルには必要なのだよ」
10:名無しNIPPER
2015/08/09(日) 22:01:13.91 ID:t9/7IGf30
美城「お二人とも!落ち着いてください」
高木「ム……すまない、熱くなりすぎた」
黒井「フンッ、興が醒めた……今日はこれで帰らせてもらう」
11:名無しNIPPER[sage]
2015/08/09(日) 22:02:26.96 ID:t9/7IGf30
黒井「ここはVIPな私が出しておこう、感謝するがいい」
美城「いえ、それはできません」
高木「美城くん。こういうときは、好意に甘えておくものだよ」
12:名無しNIPPER[sage]
2015/08/09(日) 22:03:15.87 ID:t9/7IGf30
高木「それじゃあ、また。美城くん、父上と今西くんによろしくと伝えておいてくれるかね」
美城「わかりました」
高木「ありがとう、それじゃあまた」スタスタ
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