過去ログ - ゆきあつ「め、めんま・・・?」2
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18:名無しNIPPER
2015/09/05(土) 20:15:48.95 ID:FUuPFzbL0
「あーあ・・・なんだか、本当に懐かしいわ・・・」
「うん・・・。めんまのことばっか、だね。今日のうちら。」
「そうね」
「・・・あたしこのところ考えてたんだけどさ。
めんまのこと・・・嫌いになんかなれない・・・」
うつむきがちにあなるの話を聞いていたつるこが、あなるを見つめる。そして、ふわりと優しく笑った。
「・・・私もよ」
そんな中、
おもい、だした。
わかった。
めんまの『お願い』・・・!
「あーあ・・やっぱりかなわないんだよなあ」
「いつだってそうね、私たち」
「かなわない・・・それがめんまだし・・・。めんまはめんまなんだもん、なあ・・・」
「・・・・・・そうね・・・」
「でも、こんなきれいな気持ちで、めんまのこと成仏させてあげたいって思えて、・・・よかった」
「何泣いてるのよ」
「じんたん・・・ね、さっき会った時ね、めんまは私たちにも会いたがってるって言ってたの」
「・・・」
「めんまは、ホラ、おっちょこちょいだから・・・、神様に、伝えるのをまちがえちゃったんだ、って・・・」
「・・・っ」
「その時の、じんたんの顔・・・っ。すごく、優しい・・・笑顔でっ・・・。わ、私、かなわないなあって・・・、おも、おもった」
「・・・馬鹿、もうぐずぐずじゃない」
「つるこだってえ・・っ」
「・・・ゆきあつから、今朝、メール来たのよ、ついさっき。
今日本当は文化祭準備だったんだけど・・・」
「えっ・・・さぼったの、あのつるこが・・」
「・・見て。・・・これ」
「・・・・・・、メール?」
「読んで」
「あ、いいの?・・・じゃあ」
「・・・どう思う?」
「・・・あは、・・・つるこからしたら、かなわないね」
「おかしいの・・。みんな、好意だって受け止めてくれるんだもの・・・いい人が多すぎて、困っちゃうわね。」
「つるこ・・・」
「あいつの気持ち、一番に聞けるのは私だって思ってた。
あいつの気持ちを分かるのも、伝えられるのも、私だって。だから、・・・今はもう・・・これで十分なの。」
つるこやあなるの声をぼんやりききながら、
めんまの頭の中にぼんやり思い浮かぶ景色があった。
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