101: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 01:09:05.55 ID:s8phhYh5O
なまじ、真っ黒いオジサンや、正体のよく判らないPを完全には信用していない凛にとって、
この見るからにまともではなさそうな空気は、尻込みをさせるに充分だった。
さて、どうしたものか。
これで社名が『CG総業』や『CG企画』などであったら即座に踵を返すところだが……
二人、目を合わせて思案している刻、扉がギィと不気味な音を立てて、勝手に開いた。
「ヒィッ!!」
驚きのあまり、二人、抱き合って飛び跳ねる。
やがて、ドアの陰から現れたのは、黄緑色のスーツに身を包み、太い三つ編みを右肩へ下げた愛嬌のある女性。
「そんな物騒な場所じゃありませんよ」
柔らかながらも困惑した笑みを浮かべて、そう告げた。
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