200: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 02:45:22.04 ID:s8phhYh5O
「あ、私たちのこと、社長が直々にプロデュースするわけではないんですね」
「経営者ともなるとやらねばならないことが増えてしまってね。私としては前線に立っていたいとは思うのだが」
凛の、やや驚きを込めた呟きに、社長は複雑そうな表情をして目尻を下げた。
「それに業界には新陳代謝も必要だから、歳を取った私ではなく若い者同士で切磋琢磨して貰うのも良いだろう」
腕を組んで、一人、納得したようにうんうん、と頷く。
「その様子では、誰が誰を担当するか、今更相談する必要もなさそうだねぇ! はっはっは!」
じゃあ後は当人たちで宜しく、と笑って社長は執務机へと戻っていった。
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