201: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 02:46:11.59 ID:s8phhYh5O
Pはそれを横目で見送ってから、凛の前まで歩み寄る。
「どうやら俺が君のプロデュースを担当するようだ。初めての経験だが、二人力を合わせていこう。宜しくな」
先日渋谷で会った刻とは違う、爽やかに着飾ろうとする云い様に、凛はやや呆れた様子。
「ふーん、アンタが私のプロデューサー? ……まあ、悪くないかな」
大胆不敵な第一声に、Pは虚を突かれたように首を竦める。
「おいおいそりゃ随分な云い種だな、まったく、この――」
やれやれ、と云う顔をして小さな抗議をするが、ふと何かに気付いて言葉を止めた。
「……そういえば俺、君の名前をまだ聞いてなかったんだ」
街でスカウトをしてから既に二週間弱も経つのに。
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