273: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 03:52:43.37 ID:s8phhYh5O
凛の覇気が急速にしぼんだことで、Pはやや冷静さを取り戻した。
そしてようやく、目の前で弱々しい瞳が揺れている事実に気付いた。
アイドルは偶像で、商品であることに疑いの余地はあるまい。
しかし、だからといって工業製品ではない。きちんと感情のある人間なのだ。
「……汐留に行ってくる。先輩に頭を下げてこないと」
既に伝通の大嶋の許には、クライアントからのクレームが入っている筈だ。
過ぎたことは覆せない。一刻も早く詫びを入れること、それがPの今すべき行動だった。
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