325: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 04:33:02.55 ID:s8phhYh5O
鼻歌を奏でながら、一緒に入手した中古の鍵盤を接続して動作を確認していると、
事務用品の補充に外出していたちひろが戻った。
Pの予想よりも早い帰社だった。
「あら、ご機嫌ですね、Pさん?」
「はい、良い出来事がいくつか重なったものですから。ちひろさん、大荷物の割に早いお帰りですね」
「うふふっ。デキる事務員は、時間を無駄にしないんですよ?」
「さすが、そこに痺れる憧れる。じゃあ自分は凛の様子を見てきます。いつまでも浮かれちゃいられませんね」
Pが机を片付けて立ち上がると、ちひろは差し入れですと云って茶色の小瓶を寄越した。
「スタミナつけて、ファイト一発、ですよ」
Pは会釈して、星のあしらわれたキャップを勢いよく開け、一気に飲み干した。
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