33: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 00:26:31.76 ID:s8phhYh5O
――
駅ビル二階の、明るく賑やかなカフェ。
少女は、アールグレイを飲みながら、男から差し出された名刺を眺めていた。
しかしその目は、欺瞞を疑うように刺々しい。
「C、G、プロ……ねぇ。……正直、聞いたことも無いんだけど」
ひらひらと団扇を煽ぐように揺らして、率直な感想を述べると、
「いやはや、設立してまだ間もないからねぇ!」
男は目の尻を下げ、自らの後頭部をぽんぽんと叩いて困ったように笑った。
そして、テーブル上のガトーショコラを指して「ささ、遠慮せず」と促す。
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