333: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 04:39:16.41 ID:s8phhYh5O
スタジオから漏れ聴こえるダンスミュージックに呼応して、Pの踵が動きを刻み、手先は跳ねる裏拍を叩く。
ノリの良い曲を聴くと、気分が高揚して楽しくなるのは何故だろうか。
人の身体を勝手に動かしてしまう、音楽のチカラとは不思議なものだ。
しばしののち、慶の指導についてメモを取る麗の手が、不意に止まった。
「P殿、渋谷君のダンスについて、今現在把握している一番の問題点はどこだ?」
急に話を振られたPはまごついた。
「え? えーっと……」
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