過去ログ - 渋谷凛「私は――負けたくない」
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41: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 00:31:46.81 ID:s8phhYh5O
逆に男は、上半身を凛の方へ若干寄せて、覗き込むような視線を送る。

「君はきっと、とても真面目な子だ。だからこそ、日常の繰り返しをつまらないと諦めているのではないかな?
 耳に光っているピアスは、おそらく、それの裏返しだ。違うかね?」

凛は、ぴくりと、眼や眉を上げ、逸らしていた視線を再び目の前の男へ向けた。

「それにしたって、なんで私を? ……そりゃ人並みより多少容姿に恵まれてるとは思うけどさ。
 それだって偏差値がちょっとマシかな、ってくらいでしょ」

「謙遜だねえ。もしくは、自分を過小評価しているのかな? 君は十二分に綺麗だよ。
 それに、見掛けも大事だが、それだけじゃないんだ。君には、凛々しく纏うオーラがある。
 私に云わせれば、それら相乗効果で、偏差値なら75を優に超えると確信している」

恥ずかし気もなく、堂々と云い切る目の前の男。

凛の方が照れくささで縮こまってしまう。


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