44: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 00:33:38.10 ID:s8phhYh5O
凛は、目線をやや下げ、左手を顎に添えた。そのまま、じっと考え込んでいる。
――日常に飽き飽きした心への、カンフル剤となる。澱みの中へ一条の光が射し込むかも知れない。
――いや、幾ら無変化に飽きたからと云ったって、芸能界などとは。到底やっていけるわけがない。
相反する考えが、ぐるぐると脳内を渦巻く。
どちらも、間違ってはいないと思える。
それだけに――今、この場で結論を出すのは、到底無理だ。
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