582: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 17:21:06.41 ID:SScT0J3gO
――
CGプロの事務所、応接エリアに大手雑誌社のライターやカメラマンがいる姿は、どうにも慣れないものがある。
583: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 17:22:06.15 ID:SScT0J3gO
新聞や雑誌、ニュースサイト――複数回に亘るアポを消化する頃には、
彼女らにはアイドルとしての強い自覚、そして風格が備わりつつある。
ランクこそ上がってはいないものの、ニュージェネレーション三人のDランク昇進は時間の問題であろう。
584: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 17:22:49.43 ID:SScT0J3gO
今、受けているインタビューは、展開の核となろう雑誌のもの。
ゆえにCGプロとしても鼻息が荒い。
社長やプロデューサー陣がアイドルの展開予定等を伝え、手応えを感じつつある頃。
585: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 17:23:38.07 ID:SScT0J3gO
Pが応接エリアのパーテーションから顔だけを覗かせると、案の定、玄関で仁王立ちしているのはみくだった。
Pの顔をめざとく見つけた彼女は、戸惑うちひろの制止を無視してずんずんと歩いてくる。
肩を怒らせ、Pをびしっと指差して、「こ、こないだは全く歯が立たたなかったぞぉ!」と威勢良く叫んだ。
586: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 17:24:11.62 ID:SScT0J3gO
ここまで来たらええいままよ、と開き直ったみくは、その場の全員を上目遣いで見た。
「あ……あんなことされたのっ、初めてにゃ……だから、ちゃぁ〜んと責任、とってよねっ☆」
みくの爆弾発言に、未央が、喋りまくって乾いた口を潤そうとしたお茶を盛大に噴き出す。
587: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 17:24:37.16 ID:SScT0J3gO
「さぁ、みくをトップアイドルに仕立て上げるのにゃ☆」
みくはそんな騒動などお構い無しに笑う。彼女の中では、移籍することは既定事項らしい。
「俺はどっちかってとクールな子の方が得意なんだよなぁ……」
588: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 17:25:06.52 ID:SScT0J3gO
「あら、独特なキャラが立ってるし、それでなくとも素材は充分に可愛いし、いいわねェ」
と笑ってみくの全身を見定めてから、
「いいわ、こっちで面倒みたげる」
589:名無しNIPPER[sage !蒼_res]
2015/08/10(月) 17:27:04.92 ID:SScT0J3gO
副業に戻ります
七時くらいに再開できればと思います
590:名無しNIPPER[sage]
2015/08/10(月) 17:27:57.66 ID:YywDWn+bo
乙です
591:名無しNIPPER[sage]
2015/08/10(月) 17:28:59.84 ID:HwQVWqWNo
おつおつ
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