過去ログ - 渋谷凛「私は――負けたくない」
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630: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 20:20:46.30 ID:3+pD+bLQo
「プロデューサーとアイドル諸君には、このエリア――制作部に籍を置いてもらうよ」

社長はそう云って、磨りガラスでできた扉を開けた。

青いOAフロアが隅々まで敷かれた、現時点では何もない、がらんどうなだだっ広い空間が目に入る。

「部を三つの課に分けるから、それぞれP君、銅君、鏷君に割り振ろう」

今は殺風景でも、近日中に間仕切りが組み込まれて、いわゆる一般的なオフィスの様相を呈することとなろう。

「アイドル諸君も現在のプロデューサーについていく形で、各々の課に入ってもらうのがスムーズだろうね」

「なんか、すごい。本当に“会社”って感じがする……」

これまでとは全然違う――凛がそう云って感歎の息を吐くと、

「はっはっは。今のアットホームな事務所も気に入ってるんだがね」

社長はややノスタルジックな笑いで応えた。


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