637: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 20:25:07.25 ID:3+pD+bLQo
花屋から出たまゆみたちの横を、味気のないライトバンが通り抜け、巻き起こした風が彼女らを縮こまらせる。
店の裏手に停車したそれから降り立ったのは、誰あろう凛だった。
「あづさ? まゆみ?」
凛がドアを開けながら呼び掛け、その対象に間違いがないことを確認するとすぐに車から降りた。
「おー凛。“お早い”お帰りで」
けたけたと笑いながら軽口を叩くまゆみ。飴を頬張っている所為でその声はやや不明瞭だ。
しかし凛は全く気分を害することなく
「そうだね、今日は結構早く帰れたかな」
と小首を傾げて微笑んだ。
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