過去ログ - 渋谷凛「私は――負けたくない」
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655: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 20:35:02.19 ID:3+pD+bLQo
凛の疑問詞に、Pは真意を測りかねた。目線で続きを促す。

「……私だって、普通の人間だよ? ついこないだまで、ごく普通の女子高生だったんだよ?」

――数箇月前までの私が同じ状況になっても、きっと誰もレンズで狙ったりはしない。誰も騒ぎ立てはしない。

「道端に転がる小石や雑草と変わらない存在の、皇族に生まれたわけでもない私が、
 普通の人々と違う点ってなんなの?」

凛は、自分の置かれる環境が変質したことを頭では判ったつもりでいた。

だが、実際にこう云う風にはっきりと示されるまで、どこか他人事に思っていたのだと突きつけられた。


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