過去ログ - 渋谷凛「私は――負けたくない」
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675: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 20:45:39.22 ID:3+pD+bLQo
幸い越堀の芸能科に欠員があったので、編入試験を経れば三学期から問題なく通えるだろう。

ごたごたを収束させる決断を下し、
Pと凛そして凛の両親は、巻き込まれた二人とその両親に、迷惑を掛けたことを謝罪した。

特にまゆみの家族は、見た目からよく勘違いされる我が子と仲の良かった凛に対し、
咎めることなどなく、お互い感謝し合い、そして詫び合った。

あづさも、

「凛が考えて考えて、考えて出した結論なら、反対しない。背中を叩いて送り出してあげる」

そう云って、凛の更なる飛躍を嬉しそうに、しかしそれでいて別れを寂しがるように、小さく笑った。

何かを得るためには、何かを棄てなければならないのだろうか――

年末年始の仕事の合間を縫って、編入試験を受ける為に中野坂上の街を歩く凛の心を、出口のない問いが覆った。



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