過去ログ - 渋谷凛「私は――負けたくない」
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691: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 20:55:59.26 ID:3+pD+bLQo


――

しばらくはCD関連の用事が多く、凛は忙しかった。
以下略



692: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 20:57:10.39 ID:3+pD+bLQo
目まぐるしい平日を終え、土曜日。

凛はようやく腰を据えてレッスンできる環境を得た。

この日は卯月、未央と一緒に練習できる久しぶりの機会だ。
以下略



693: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 20:57:41.71 ID:3+pD+bLQo
二人とも凛同様ぼちぼち軌道に乗りつつあり、平日は忙しそうにしているのも理由としてある。

ちひろとも離れてしまったし、寂しくないと云えば、それは嘘になる。

しかし忙しいことは本来喜ばしいのだ、三人はそう云って笑い合った。
以下略



694: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 20:58:23.91 ID:3+pD+bLQo
「まーでも最近は特にしぶりんが忙しそうだよねー。見かけると必ずバタバタしてるし」

未央が首に掛けたタオルで頬の汗を拭いながら笑った。

「ここしばらく、作曲の人への挨拶とか、ジヤパン哥倫での打ち合わせとかがあったから――」
以下略



695: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 20:58:52.25 ID:3+pD+bLQo
「うん。……あれ? 未央は打ち合わせはジヤパン哥倫でやらなかったの? 
 忙しいとかで担当の横浜さんがこっちに来てくれたりとかしたんだ?」

「ん〜〜? なにが?」

以下略



696: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 20:59:24.53 ID:3+pD+bLQo
卯月がピンと来たのか、わくわくした様子で身体を寄せる。

「ジヤパン哥倫ってことは、もしかしてメジャーデビューするの!? すごいよ凛ちゃん!」

「おおお? しぶりんマジ? メジャー行きおめでとっ!」
以下略



697: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 20:59:58.35 ID:3+pD+bLQo
CMに1カットだけお情けで出してもらったのとは訳が違う。

今回は、CGプロのアイドルたちがそれぞれ主役となる作品群である。

ニュージェネの三人がトップバッターにならなくてどうするのだ。
以下略



698: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:00:28.07 ID:3+pD+bLQo

大きな音を立てて、第一課のドアが開いた。

新しいからびくともしないが、もし旧事務所だったらまたネジが歪んだことだろう。

以下略



699: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:01:11.65 ID:3+pD+bLQo
Pは予想通りになった、と息を一つ吐いて立ち上がった。

「あの時俺が詳細な名前を云わなかったのはこのためなんだが――」

「なんで!? なんで卯月と未央じゃないの!?」
以下略



700: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:01:39.49 ID:3+pD+bLQo
「先方の条件なんだよ。要望リストの中に、今回はその二人が入ってなかった」

「なんで? 卯月なんか、あれほどアイドルになりたいって云ってて、
 私よりずっと前から養成所へ通ってて、私よりずっと巧く歌って踊れるのに、なんで……?」

以下略



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