786: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 22:04:02.54 ID:3+pD+bLQo
「最近、渋谷はそれをちょっと忘れ気味だったんじゃないか?」
麗が意地悪く笑って云った。
しかしその顔はすぐに慈悲深くなる。
「それに、私の頃は一人だったが、君には島村が、本田がいる。仲間がいるんだ」
「……一応判ってるつもりではいるんですが……
仲間の為を思ったことが裏目に出てしまって、何が正解なのかよく見えないんです」
凛の自信のなさそうな答えに、麗は、ふむ、と腕を組んだ。
「やっぱり君は一人で抱え込むきらいがあるな。何かきっかけがあれば変われるのだろうが」
こればかりはレッスンでどうにかなるものではないしな――と思案顔。
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