837: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 23:30:17.90 ID:3+pD+bLQo
壁面鏡と向かい合い、自らの動きのチェックに余念がない凛を見て、麗がPに訥々と話し掛ける。
「P殿。渋谷なら、あの子なら、もしかしたら……」
腕を組んで、慈悲深い視線を、踊る偶像に送る。
「私……いや、あの舞でさえも未踏だった領域へ――」
汗だくで飛び跳ねる凛は、自らを視る二人に気付いていない。
「――輝く世界の、さらにその向こう側まで、行けるかも知れんな」
Pは、言葉に出せず、ただただ静かに、麗の呟きを聞いていた。
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