過去ログ - 仮面ライダー×艦これ オンドゥルこれくしょん 夏休みスペシャル 
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132: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/08/11(火) 02:33:13.25 ID:dRGowMXm0

一方、ケルベロスに投げられたレンゲルは、鎮守府基地の真下へと落下していた。ケルベロスの牙と叩き落とされた衝撃で、レンゲルはジャックフォームから通常形態へと戻ってしまった。

身体は傷つき血だらけで、骨もあちこちが折れていた。腹部も『あの時みたいに』損傷していた。牙が内臓にまで及んでいたのか、酷く痛む。

「ダメか・・・」

立ち上がろうにもこの体ではどうしようもない。動こうにも動けない。

やがて、レンゲルの、睦月の身体を、あきらめが、脱力感が包んでいった。

(やっぱり俺は、剣崎さんや橘さんのようには行かないか・・・)

弱い自分を自嘲したその時だった。


『睦月、お前は弱くなんかない・・・! 自分の闇に打ち勝ったじゃないか・・!』

剣崎さんの声が聞こえた。とても優しく強い声で励ましてくれてる。

『睦月。お前の優しさは、強さなんだ。そんな強い男が、ここで倒れるはずがない。立ち上がるんだ・・・!』

『どうした上城睦月。お前はこんな弱い人間じゃなかったはずだ』

橘さんと相川さんだ。二人とも相変わらず厳しいな・・・

『睦月、立って! 必ず帰ってくるって約束したじゃない!』

望美の声が聞こえた。あのおにぎり、美味しかったな・・・

『めんどくせぇなぁ・・・。さっさと奴を倒して、俺たちをゆっくり眠らせてくれ・・・』

『立て睦月! カテゴリーAに打ち勝ったお前が、こんなまがい物に倒されてどうする!?立ち上がれ!』

『睦月くん・・・、風の声に耳を澄ませるんだ・・・! 君を応援する声が聞こえないかい?』

カテゴリーJ,カテゴリーQ、そして嶋さんの声だ。



いや、それだけじゃない。



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