過去ログ - 仮面ライダー×艦これ オンドゥルこれくしょん 夏休みスペシャル 
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15: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/08/10(月) 21:41:44.20 ID:lcYsLXWc0

一通り深海棲艦のことを話し終えると、橘さんは私の方に向き直った。

「そしてキミの言う艦娘、つまりそちらの如月さんのことだが・・・」

「はい?」

こちらを見つめる橘さん。

「我々の研究所でも、艦娘の目撃情報は大量に入っている。君達のことは鎮守府によって極秘とされているようだが、既に情報は掴んである」

「は、はぁ・・・」

何を言われるんだろう。ちょっと不安になってきた。

「橘さん、彼女たちに何か?」と賢吾さん。

「考えてみろ。普通の女の子が、武装してるとは言え、怪物の砲弾を生身で受けても大した怪我を負っていない」

そう言えばそうだ。

確かにあんな攻撃を受けたら、普通ならお腹に穴があいて死んでてもおかしくない。

なのに、私の身体は轟沈したにも関わらず、傷ひとつ付いていなかった。

「トライアルは人間の姿になることもできた。断言はできないが、もしかしたらその如月って子にも何か関係があるかもしれない・・・。」

「え・・・?」

「君も、トライアルシリーズの一体なんじゃないのか?」

私の耳に信じられない言葉が突き刺さった。

私が、怪物ですって・・・?

ウソだ。そんなのウソよ・・・!

「いや、いやぁぁぁぁ!!」

信じられなくて、怖くて、私は耐えられずその場を飛び出しちゃった。 背中側から、弦太朗さんが彼の胸ぐらを掴んで怒り出す声が聞こえた。

「ふざけんな! あの子もバケモノの仲間だって言うのか橘さん!? いくらアンタでも、言っていいことと悪いことがあるぞ!」

弦ちゃんが胸ぐらに掴みかかる。

「落ち着け弦太朗。まだそうと決まったわけじゃない」

「すまない。彼女を怪物扱いするつもりはなかったんだが・・・」

橘さんの申し訳なさそうな響きの声も、私の心には届かなかった。




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