過去ログ - 鷹富士茄子「私を見つけてくれたから」
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5:名無しNIPPER
2015/08/10(月) 22:52:49.59 ID:rSBYzTPg0


「いや、千川さんの事も待っててくれたでしょうに」

「私はプロデューサーさんのオマケですよ、オ、マ、ケ」

「そんな事無いよ」

「本当はわかってる癖に御謙遜を……あ、それちょっと貸して下さい」

「あぁ、はいはい。どうぞ」

「どうも……それにしても、事務員の数増やして欲しいですよね、いい加減。
 こんなに仕事増やされても私だけで終わる訳ないじゃないですか」

「そうだなぁ……」


うちはつい最近まで売れない芸能事務所だったのに、今は急激に仕事が舞い込んで来ていた。
原因、と言っては人聞きが悪いが、こんなに仕事が増えたのはあの茄子さんのおかげかも知れない。
確証は無い。ただ、彼女を街でスカウトしてから我が社は軌道へと乗りに乗りまくっている。

茄子さん本人も俺のプロデュースの元でアイドルして順調にキャリアを積んでいる。
貞淑たる大和撫子をそのまま写実したかのような麗しい容姿。
そしてそんな容姿とは裏腹の可愛らしく茶目っ気のあるキャラクター。
モデルも出来、バラエティでも品良く温かな笑いを誘える。
当たり前のように需要は大きかった。特に正月は引っ張りだこである。
自分は粛々と自分の仕事をこなしていっただけのつもりだったが、彼女はいつの間にか推しに推されるアイドルとなっていた。



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