過去ログ - 鷹富士茄子「私を見つけてくれたから」
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73:名無しNIPPER[saga]
2015/09/07(月) 23:59:58.96 ID:AmCpX1Yw0

が、その時、俺は茫然としていました。だってその話は俺からしたらおかしいんです。
だって突然消えたのは皆の方なのに、俺がいなくなったという事になっているのはおかしいじゃないですか。

そんな風に不思議に思っていると、どすどすと大勢の足音が近づいてきました。
そして襖が開き、島の人達が部屋に流れこんできました。
医者らしき人がその群衆の中から分け入って俺の横に座り、熱やら足やらを観察していきました。


「うん、もう大丈夫だろうね。痣も無くなっているし、熱も無い。完全にとれたんだ」


医者がそう言うと島の人々は良かったねだとか、思い思いに喜びの言葉を口にしていました。


「ほら! 一緒に探して下さった皆に、お礼するんだよ!」


母が俺の背中を叩いて頭を下げるように言いました。


「あ、ありがとう、ございます……」


何が何やらわからない状態でしたが、とりあえず母に言われるがままにお礼を言いました。
島の人達は無事なら良いんだよと言って許してくれました。
それから色々と島の人達と会話をしましたが、病床から起きたばかりだから休ませた方が良いという理由ですぐに集まりはお開きになり、
島の人達は各々の家に帰って行きました。



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