13: ◆LbR.dnl/161l[saga]
2015/08/11(火) 01:33:18.52 ID:MKhqyQX10
緊張で体が強張り、様々な不安が頭の中を駆け巡る。その緊張や不安は表情に露骨にでていたようで、
「そんなに緊張したり、不安になったりなくていいんですよ。ほら、仕事はわーくわーくしながらやらないと。」
と声をかけられてしまうほどだった。
14: ◆LbR.dnl/161l[saga]
2015/08/11(火) 02:03:50.34 ID:MKhqyQX10
「うっお!!あの子の笑顔かわいい!!cute!!pretty!!」
「いいね〜あの微笑み最高だ。嫁にしたい。」
「おっ!元気いいなあの子。笑って白い歯がきらりと輝く……wonderful!」
15:名無しNIPPER[sage]
2015/08/11(火) 02:35:57.96 ID:UAXQ7byw0
>>11
スレチになりかけてるから言うのは憚られるけど
明鏡第二版に「勉学に励む」
広辞苑第六版に「勉強に励む」の用例があるけど?
16: ◆LbR.dnl/161l[saga]
2015/08/11(火) 03:07:46.28 ID:MKhqyQX10
「……プロデューサー。」
「ん?どうした凛??」
満面の笑みでこちらを振り向くプロデューサー。
17: ◆LbR.dnl/161l[saga]
2015/08/11(火) 03:09:22.00 ID:MKhqyQX10
「凛。」
突然の真剣な声。先ほどまでの適当な声とうってかわったその声につられてプロデューサーのほうを見る。
「凛はここまでレッスンたくさんこなしてきたんだろ?別に不安がることはないさ。過度な緊張をする必要もない……まぁ不安になるな、緊張するなってのは難しいと思うけどさ。」
18: ◆LbR.dnl/161l[saga]
2015/08/11(火) 03:23:03.63 ID:MKhqyQX10
あぁ、何だ。やっぱり何だかんだでこの人はプロデューサーなのだ。
この人に触れられて、言葉をかけられて……たったそれだけなのに先ほどまで感じていた緊張や不安は和らぎ、気力が、自信がみなぎってきた。
緊張や不安がなくなったわけではない。いまだに手は震えているし、表情だってかたいままだ。
19: ◆LbR.dnl/161l[saga]
2015/08/11(火) 03:24:16.79 ID:MKhqyQX10
「ありきたりな言葉ばっかで悪いな……本当はもっとオリジナリティーあふれる、いい言葉をかけられればいいんだけどさ。」
「そんなことないよ。ありがとうプロデューサー。元気出てきた。」
「そうか?なら良かったよ。そうだな……あと、俺なりに言えることっていったらこれくらいかな。」
20: ◆LbR.dnl/161l[saga]
2015/08/11(火) 03:45:03.13 ID:MKhqyQX10
「そろそろ本番入りまーす。皆さん準備お願いしまーーーす。」
スタッフさんの声がスタジオに響く。
「そろそろ行ってくるね。」
21: ◆LbR.dnl/161l[saga]
2015/08/11(火) 05:10:23.51 ID:MKhqyQX10
「いやー、いい笑顔だったぞ凛。昔よりよく笑うようになったし、より自然になったよな!!」
「そうかな?そうだと嬉しいんだけど……。」
帰りの車。仕事終わりの心地よい疲労感を感じる。
22: ◆LbR.dnl/161l[saga]
2015/08/11(火) 05:13:46.96 ID:MKhqyQX10
「……プロデューサーって笑顔好きなの?」
「あぁ好きだな。三度の飯より笑顔が好きだ。」
「どんだけ好きなの……。」
23: ◆LbR.dnl/161l[saga]
2015/08/11(火) 05:14:22.36 ID:MKhqyQX10
だがそうなると疑問に思うことがある。
「私、プロデューサーにスカウトされたとき笑顔なんて見せたっけ?」
「いや、見てないよ。」
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