過去ログ - シモン「共に行くぞ!ジェネシックガオガイガー!ゴッドガンダム!!」
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64:名無しNIPPER[saga]
2015/08/23(日) 19:15:36.72 ID:ILJYc6xM0
chapter9決着!三つのG

「シモンさんが、シモンさんが闘ってる!助けに行かないと!」

懸命にレバーを動かすも、ギギギと嫌な音を立てるだけでグラパールだったそれは動かなかった
機械と人とで違えども、その攻撃は確実に人体の急所となりえる部分を的確に打ち抜かれていた

「引っ込んでな、これはもう俺たちが入れるレベルの話じゃねえ。見てみろ」

敵をすべて打倒したものと、それを迎え撃つ総大将。
限界を超えた二人の戦いは覚悟のぶつけ合い、男の会話へと昇華されていた

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!覚悟!!!!!」

一撃一撃をクリーンヒットさせていく。この男に負けるようではどのみちレインにはたどり着けない、気力を振り絞り最短の道を行く。
朽ちていくゴッドガンダムより先にこの男を倒す。ドモンに迷いはなかった

「つけあがるんじゃねぇ!!!!」

しかしここで倒れるシモンではなかった。ピンチになればなるほど彼の螺旋力は燃え上がり、シモンの一撃もまたドモンの機体と心を響かせていた

「たぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

「うおぉぉぉぉぉっっっ!!」

激闘のさなか、ドモンの心はその拳を通じてわずかに揺れ動いていく
拳は心を語る――――マスターアジアの教えはこの異郷の地でも変わることはなかった

「貴様は何故闘う!?その拳に何をかけている!!!」

「そんな大げさなモンじゃないさ、喧嘩になったならトコトンまでやる!!!それだけだ!!」

「なっ………!!!お前という奴は………!!!」

この時ドモンは悟った。レインを攫ったのはこの男の一味ではないと
直感にほかならないが、先にたたかったキタンという男からも荒々しいが確かにまっすぐなものを感じた自分の心を信じよう
そう決めた

「ならば……流派!!東宝不敗の名の元にッッ!!!俺のこの手が真っ赤に燃えるぅ!!!」

「勝利を掴めと轟き叫ぶぅ!!」

黄金に輝く機体に応えるシモンのグレンラガンもまた、螺旋力を象徴する翡翠の色へとその体を染めていた

「必殺……!!!」

「爆ぁぁあぁぁぁぁく熱!!!!ゴォォォォォォッド!!フィンガァァァァァ……!!!」

「ギガァ……!!ドリルゥ…………!!!ブレイクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

「石破!!天驚拳ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!」

既に二人とも一度奥の手は放っている。正真正銘、最後の攻撃に出た

「くっ……ぐぅぅぅっ!!!!」

「このまま一気に押し切ってやる!!!!」

ゴッドガンダムの腕は罅割れ、ドモンが放つ凄まじい気に悲鳴を上げるように装甲が剥離してゆく。



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