過去ログ - シモン「共に行くぞ!ジェネシックガオガイガー!ゴッドガンダム!!」
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名無しNIPPER
2015/09/03(木) 12:40:41.87 ID:aQpknHGF0
chapter:12 100万の猿が地上に満ちるとき
「指輪は渡せたけど……ちゃんと伝わったかな」
予定の時刻が迫る中、シモンの心情は穏やかではなかった
ロシウが告げた期日のことは頭になく、頭の中はプロポーズの事で一杯になっていた
昨日、シモンはプロポーズをした。正確にはしたつもりといった方が正しい
意味のある鉱石を自分で掘り当て加工してもらい、彼女に渡すといったプロポーズである
彼の立場から見れば誠意のこもった涙ぐましいプロポーズなのだが、如何せん言葉足らずだったせいか
受け手のニアはよくわからないことを言われ、単に指輪をもらっただけと思っている
「あー!ニアはいつもの調子だったしやっぱり伝わってないよなぁ…後で凱かドモンに」
「「俺に用か?」」
「おおわぁ!!………なんだ、凱とドモンか。どうだ、マシンの調子は?」
「なんだとは酷いな、その報告に来たんだぜ?」
「9割方完成しているが、まだ出撃できる状態ではない―――それで俺達に用とは何なんだ?」
「お前達は……プロポーズってしたことあるか?」
「プロポーズというか気持ちを伝えたことはあるな、激しい戦いが終わったどさくさに紛れてではあるけど」
「言いたいことがあるならハッキリと伝えるべきだ。俺たちのような武人でもない限り言葉にしなければ思いは伝わらん
「ってことはドモンもあるのか?」
「………………………まぁな」
「意外だな」
「お、俺のことはどうだっていいだろう!男のやり方じゃ女には通用しないときだってあるということだ」
「それは同感だな、何より時期が時期だ。しばらくの間言えないとなると後悔するかもしれないぜ」
「なるほど、二人がいうと言葉に重みがあるな……」
「俺たちはマシンが完全に直るまでダヤッカのところへ行こうと思ってるが…」
「シモンは彼女のところへ行くべきだな」
「あぁ、すぐ戻る!待っていてくれ!」
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