過去ログ - シモン「共に行くぞ!ジェネシックガオガイガー!ゴッドガンダム!!」
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82:名無しNIPPER
2015/09/04(金) 13:47:44.50 ID:cl/la9Yu0
シモンは彼女のところへと走った。愛する女の元へ

「こんなところにいたのか!」

「……………………………」

「ニア?」

ニアは俯いたまま、シモンと目を合わそうとしない

「あの……多分、私とシモンは違う人間です。ずっとずっっと違う人間です。
 でも違う人間同士だから一緒に暮らしていけると思うんです。ありがとう、この指輪。とっても嬉しいっ!」

いつもと同じ声色で彼女は応えた

「ニア………!!」

「それがこの生命体からのあなたへの最期の言葉」

顔を上げシモンを見つめるその目は冷たく、淡々と告げるその声は機械のようであった

「何を言ってるんだ!?」

「わかってしまったから」

「な、何が?」

「あなたと私は決して相容れる事はない。スパイラルネメシスはこの宇宙に滅亡をもたらす。
それを阻止するために、我らアンチスパイラルが存在する」

「なっ、熱でもあるのか!? いつも以上に言ってる事がわかんないぞ!」

「シモン。あなたの持つコアドリルこそスパイラルネメシスの象徴。その力……螺旋力こそが宇宙を滅ぼす」

宙に浮かび上がる彼女と同時に現れたのは無数のメカ。

ガンメン、ガンダムタイプ、ジェネシックマシンとも違う顔を持たぬ空虚なメカたち

「螺旋力の怖さです。あのロージェノムすら、戦いの本能を抑える事が出来なかった」

「バカな! 俺は認めないぞ!俺と兄貴の戦いが、そんな事だったなんて……」

「地上から出て7年。たった7年で人間達は、どれだけ文明を進歩させました?異常なスピードだとは思いませんか? それこそが螺旋生命のポテンシャル。
 百万を超えた人類は、爆発的に数も文明も進化させる。我々を脅かす勢力となる。だから、その前に滅ぼすのです」

「それが人類殲滅システムか!? あのメカの事か!何が来ようとグレンラガンがある!
凱やドモンだっているんだ、俺達は必ず勝つ!だから目を覚ませニア!」


「それは無理です。私はアンチスパイラルのメッセンジャー。螺旋遺伝子の中に潜伏し、螺旋生命体殲滅システムが起動した時に目覚める仮想生命」


「頼むニア! 頼むから俺に通じる言葉で言ってくれ!おまえはそんな言葉では話さなかっただろう!?
もっととりとめがなくて、意味わかんなくて……でももっと暖かくて気持ち良くて!
ああっ! うまく言えないがそんなんじゃない! おまえはそんな奴じゃなかったはずだ!」


「これが本当の私です」

「貴方と同等の螺旋力を持つ人間がこの地に舞い降りる運命だったこの世界では、我々アンチスパイラルは更なる攻撃を仕掛けねばなりません」



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